緑と海に囲まれた島に
貴重な歴史的遺産が存在
SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 福岡県
大島 おおしま
- 面積
- 7.17㎢
- 人口
- 570人
- 観光スポット
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世界文化遺産構成資産、風車展望所・砲台跡、御嶽山展望台、海洋体験施設、うみんぐ大島、カナディアンキャンプ大島牧場、Bravo!宗像大島
- 特産
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あかもく、塩、甘夏、魚介類
- アクセス
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東郷駅からバスで約25分、神湊港で下車。神湊港からフェリーまたは旅客船で約25分
大島 oshima
世界文化遺産の構成資産を成し
深い歴史と伝説が色濃く残る島
大島は福岡県北東部、宗像市神湊の北西約6.5㎞の沖合に位置し、筑前諸島に属する県内最大の外海本土近接型の離島。面積7.17㎢、周囲約15㎞の玄界灘に浮かぶ県内で最大の離島です。宗像三女神を祀る神の島として、古代から中国や朝鮮などの大陸と九州を結ぶ海のかけ橋として重要な役割を果たしてきました。全体として急峻で平坦な土地は少なく、集落は島南側の平坦地に集中しています。大島には2017年に世界文化遺産として登録された「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産である「沖津宮遙拝所」「宗像大社中津宮」があります。遺産群の価値の中核をなす「沖ノ島」は島全体がご神体のため、一般人の渡島はかないませんが、その沖ノ島に最も近づくことができ、天候が良ければその姿を見ることもできる大変貴重な島なのです。大島には伝説や歴史が数多く残されています。「宗像大社中津宮」の境内には七夕伝説発祥の地と言われるようになった2つの神社があり、「馬蹄岩」には宗像三女神にまつわる逸話が残されています。慶長から明治にかけての約300年間は流刑地とされていました。日露戦争の日本海海戦は沖ノ島の近海で起きたこともあり、戦役を記念する烏居や東郷平八郎ゆかりの灯籠など中津宮境内には戦争に関わるものが多くあります。絶景スポットとなっている「風車展望所・砲台跡」にもその名残があります。産業は、漁業などほとんどの家が海に関係のある仕事をしています。農業は数少ないながら甘夏みかんがとても有名。温暖で霜が降りてこないためとても甘く育つからです。畜産業は黒田藩の時代から牧場がありました。現在も馬の牧場が1か所あり、大島の大自然の中でゆったりと育てられています。
海に囲まれた島ならではの
さまざまな海産物と甘い果実
大島は昔から漁業を中心に栄え、近海では豊富な魚介類を育む筑前海域有数の漁場が多く、1年を通して活きのよい魚を食することができます。そこから生まれた特産品の「大島あかもく」は、美容と健康に効果的な成分を豊富に含んでおり、さわやかな磯の香りと強い粘りが特長の海藻です。海藻の風味豊かな「あかもくせんべい」というお菓子も出ています。「大島の塩」は、大島や沖ノ島周辺の海水から精製したミネラル豊富な天然の塩です。塩の風味がさわやかに感じられる「塩サイダー」はおすすめです。期間限定の地元料理に「とうへい鍋」があります。とうへいは大島から沖ノ島一帯にかけて獲れる黒アナゴのことで、秋から冬にかけて脂がのっておいしくなることから、昔から大島の家庭料理として食べられていました。11〜3月までの期間のみ旅館や民宿で提供してくれます。「甘夏みかん」も人気の特産品です。海に囲まれた大島は暖かく霜が降りない環境のため柑橘類の生育に適しています。島に降り注ぐ太陽と潮風を浴びて育った「甘夏みかん」は果汁をたっぷりと含んでおり、酸味があるものの甘みも強く、さっぱりとした清々しい味が楽しめます。「甘夏ぽん酢」「甘夏ゼリー」「大島甘夏饅頭」「甘夏みかんめんたいこ」など甘夏に関する商品も多くそろっています。
一般人が立ち入れない神宿る島
沖ノ島を大島から遥拝し遠望する
大島には、1日では回り切れないほどの観光スポットが多くあります。必ず訪れたいのは世界文化遺産の構成資産。その1つ「宗像大社沖津宮遙拝所」は神職以外の渡島が制限されている沖ノ島を遥拝するために、大島の北側の海辺に設けられました。天気が良く、空気が澄んだ日には、玄界灘に浮かぶ沖ノ島を遠望することができます。もう1つが宗像三女神の湍津姫神を祀っている神社「宗像大社中津宮」。境内を流れる天の川を挟むように彦星の牽牛社と織姫星の織女社があることから、七夕発祥の地とされています。「夢の小夜島」は、海中に立つ朱色の鳥居と島を覆う松の緑が美しい島。潮が引くと歩いて渡ることができます。玄界灘を一望することができる島1番の絶景スポットは「風車展望所・砲台跡」。春は菜の花、夏はひまわり、秋はコスモスが満開になります。「御嶽山展望台」は大島の最高峰、標高224mの御嶽山山頂にある展望台。晴れた日には沖ノ島や地島、遠くは壱岐・対馬、福岡市街地まで望める360度の大パノラマ絶景です。「うみんぐ大島」は、海上釣堀や防波堤での釣り、シーカヤックや海中観察などの各種海洋体験ができる施設。「カナディアンキャンプ乗馬クラブ大島牧場」では乗馬体験ができます。壮観な景色の中で乗馬をしたり、馬とふれあうことのできる施設です。複合アミューズメントパークの「Bravo!宗像大島」ではバギーやBBQを大自然の中で楽しむことができます。
恋愛成就を願うなら絶対訪れたい
伝統あるロマンチックな七夕祭り
大島には4つの伝統行事があります。旧暦の3月15日と9月15日の年2回開催されるのが「宗像大社沖津宮・中津宮春季秋季大祭」です。これは「沖津宮遙拝所」が開扉する特別な祭りであり、島内の各神社で神輿が祭典奉仕し、遙拝所と中津宮では巫女の舞が奉納されます。起源が江戸時代にまで遡るといわれる「大島祇園山笠」。厄病退散(無病息災)、大漁祈願をする行事で、7 月 14 日には飾り山、7 月 15 日には「宗像大社中津宮」で祭典の後に追い山が行われます。8月7日には「須賀神社」で「七夕祭り」が行われます。大島での七夕行事の歴史はとても古く、江戸時代には男女の恋を占った伝説もあり、特に恋愛成就のお祭り行事として発展してきました。ターミナルから中津宮へ続く道は吹き流しや笹竹で装飾され、島は七夕色一色。祭り当日に設置される竹灯籠のあかりは、夜の境内を幻想的に演出します。島内住民のみならず、島外からも多くの参拝客が参加する一大イベントです。10月1日の「宗像大社秋季大祭」の最初に行われるのが海上神幸の「みあれ祭」。航海安全や大漁などを願って行われる祭礼で、約120隻の漁船が大島~地島~神湊へ大漁旗を掲げて海上を大パレードする模様は圧巻です。
情報提供/宗像市産業振興部元気な島づくり課元気な島づくり係