貴重な伝統行事を
大切に受け継いでいく

SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 沖縄県

平安座島 へんざじま

面積
5.32㎢
人口
1165人
観光スポット
平安座東ハンタ原遺跡、イリグスク、アガリグスク、護岸アート
特産
木材製品、海ぶどう
アクセス
沖縄北ICより車で約25分
URL
https://uruma-ru.jp/

平安座島 henzajima

海中道路の恩恵で開拓されつつも
200年変わらない島の伝統行事 

与勝半島と与勝諸島を海中道路で結ぶ最初の玄関口が平安座島。周囲約7㎞、面積5.32㎢、琉球石灰岩におおわれた台地状の島です。戦前までは沖縄の伝統的な船であるマーラー船による交易の拠点として、琉球王国時代から栄えていました。島の北半分には近代的な原油施設が立ち並び、村落は南側のなだらかな傾斜に形成されています。なんとも不釣り合いとも思える原油施設ですが、そのおかげで海中道路はできたといういきさつがあります。そのため今の産業も原油の備蓄関連と漁業関連が中心となっているのです。かつて与勝半島と平安座島の間の海域は浅瀬が広がっていたため、古来より干潮時には徒歩で行き来するか、満潮時に渡舟を利用するかのどちらかでした。それが海中道路のおかげで島は大きく開拓されていったのです。平安座島には多くの伝統行事が残されています。平安座自治会も行事の保存•継承を積極的に行っています。中でも最大の行事は豊漁と島の繁栄を祈願し旧暦3月3日~5日に行われる「サングヮチャー」とよばれる盛大な竜宮祭。200年にわたり受け継がれてきた伝統行事です。3日は海難事故で死亡した身内のために焼香を行う「ドーグマチー」、4日は女性のカミンチュ(神人)が豊漁大漁を祈願する儀式「トゥダヌイユー」と「ナンザ拝み」を行います。カミンチュが高級魚のタマンとマクブを銛で突き、そのほかのカミンチュたちは太鼓や手拍子を歌に合わせてはやしたてるというのが「トゥダヌイユー」。そのあとは大きなタマンの神輿を担ぎながらの練り行列「ナンザモーイ」が行われるのですが、これには観光客も参加することできます。そして5日には「チナアギモーイ」という祝宴を行い終了します。

年に一度しか食べられない
平安座サングヮチポーポー

平安座島でしか食べられない貴重な伝統菓子があります。それが「平安座サングヮチポーポー」。小麦粉・黒糖・ムギと呼ばれる全粒粉を水で溶いて焼いたものです。クレープより厚く、ホットケーキより薄い生地を何も包まずに巻いたもので「沖縄風クレープ」とも呼ばれています。黒糖独特の甘みが昔の懐かしさを感じさせてくれる味です。各家庭で「サングヮチャー」の3日間、毎日仏壇にお供えする1年に一度だけの伝統菓子なのです。沖縄のポーポーは地域によって違いがあり、平安座のポーポーの味は平安座島でしか食べられません。

文化を感じ、伝統を見学して
おいしいものでお腹を満たす

遺跡で必ず訪れたいのは約2500年前の沖縄貝塚時代中期、縄文時代晩期の「平安座東ハンタ原遺跡」。平安座島では最も古い遺跡で土器片や石斧、貝製品、骨製品などの出土物が見つかっています。「イリグスク」と「アガリグスク」も島の祈願行事の際に必ず拝所とされる貴重な史跡です。平安座島の1.6㎞も続く防波堤に「護岸アート」という豊かなペイントがされています。これは子どもたちが創意を活かした絵を描くことにより、美観を高め地域への愛着と環境保全に対する意識を高めることを目的とした「護岸アートコンクール」の作品。防波堤は3mもあり大きく迫力のある壁画です。体験をするなら「海ぶどう平安座養殖場」。海ぶどうの成長や養殖について学べ、収穫体験ができるうえに試食が食べ放題。ここでしか食べられないおいしい海ぶどうを堪能できます。「ブロンジェリーカフェ・ヤマシタ」は天然酵母のこだわりパン屋さん。地元で獲れた海鮮たっぷりの「海んちゅピザ」がおすすめです。

情報提供/うるま市観光物産協会

shima-

島で暮らす人たちから届いた、日々の情報を紹介していくニュースページです。
イベント情報はもちろん、季節ごとに移り変わる島のリアルな情景をお届けできたらと思います。
様々な表情を見せる島の日々をお楽しみください。