昔ながらの佇まいを残す
パワースポットの島
SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 沖縄県
浜比嘉島 はまひがじま
- 面積
- 2.09㎢
- 人口
- 392人
- 観光スポット
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アマミチューの墓、シルミチュ-、東の御嶽、ムルク浜
- 特産
- 特産:塩、もずく
- アクセス
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沖縄北ICより車で約30分
浜比嘉島 hamahigajima
各所に点在する御獄や拝所
島そのものがパワースポット
浜比嘉島は、周囲7km、面積0.84㎢の起伏に富んだ地形で、浜と比嘉2つの集落があり、赤瓦屋根の家並みや石垣といった昔ながらの古民家の佇まいを色濃く残す島です。1997年に平安座島との間に「浜比嘉大橋」が開通し、本島からより多くの人が車で来島するようになりました。主な産業は農業と漁業。中でも昔ながらの製塩方法で作られた塩ともずくが有名です。浜比嘉島は創世神話の島として知られており、琉球誕生の聖地といわれています。琉球始まりの祖神であるアマミチューとシルミチューが浜比嘉島で生活していたという神話から、琉球の歴史が始まったとされています。島には30を超える御獄や拝所が点在し、まさに島全体がパワースポット。その1つ市指定史跡の「アマミチューの墓」は各地からの参拝者が絶えない信仰圏の広い貴重な霊場です。アマミチューとシルミチューの男女二神をはじめ、幾柱かの神々が祀られていると伝えられています。市指定有形民俗文化財の「シルミチュ-」は、アマミチューとシルミチューが住み子どもをもうけたとされる大きな洞穴。洞穴内に祀られた鍾乳石の霊石を拝むと子宝が授かるといわれ崇拝されています。「地頭代火の神じとうでーひぬかん」は小さな祠の中に火の神の依代として3個の霊石を祀った拝所。琉球王府時代の浜集落で、地頭代になるために奉安されたものであり、貴重な市指定文化財となっています。「東の御嶽(シヌグ堂)」は旧暦の6月と8月に「シヌグ祭り」が行われることから、「シヌグ堂」とも呼ばれています。戦に敗れた南山の平良忠臣とその仲間が浜比嘉島に渡ってシヌグ堂に身を隠し、住民に頼んで島の周囲を警戒させて難を凌いだという伝説の御嶽です。ここもまた神秘性の高さゆえにパワースポットとされています。
神々が住む島で作られた塩は
御守りとしても重宝されています
浜比嘉島の特産品といえば塩にまつわる品々でしょう。浜比嘉島の塩は昭和20年代後半から始められた昔ながらの製塩方法である「流下式塩田」を利用して作られる100%の海水塩。「流下式塩田」で海水濃縮を行い、太陽と風の力で水分を蒸発させて塩分濃度を上げ、平釜でじっくり炊き上げた塩はとてもまろやかです。その製塩方法を「浜比嘉島の塩工房高江洲製塩所」では無料見学でき、塩職人が仕組みを説明してくれます。さらに塩づくり体験もできるので100%海水塩の造詣を深めることができるでしょう。代表的な特産品は「浜比嘉塩」ですが、この工房ではほかにも生産量限定の「にがり塩」やまろやかな味わいの粒黒糖とにがり塩で作られた「あらじお黒糖」、天然塩入りの「塩工房オリジナル塩壷」も魔除けのお土産として好評です。御守りと言えば浜比嘉島の塩が入った「貝のマース御守り」もおすすめです。マースとは沖縄の方言で塩のことをいい、調味料としてだけでなく、清めの塩や厄除けの御守りとして持つという風習があります。中でも神々の住む島である浜比嘉島の塩は絶対的存在。貝殻の中に塩が入っている島民づくりの「貝のマース御守り」はお土産として最適です。特産といえるのは塩だけではありません。「浜比嘉もずく」も代表格です。塩漬けせずにすぐ食べることのできる「洗いもずく」、「流下式塩田」の塩で漬けた「塩蔵もずく」もおすすめです。
古民家で味わう沖縄の家庭料理と
浜比嘉島の名物「もずくコロッケ」
島のシンボル「浜比嘉島大橋」を鑑賞するなら渡ったすぐそばにある「浜漁港緑地公園」がおすすめ。展望台もあり、美しい海とともに「海中道路」と「浜比嘉島大橋」をのぞむ絶景を楽しむことができます。島に渡ってまず立ち寄りたいのが島の観光案内や情報提供がされている「島パーラー浜比嘉店」。店内にはお土産用の「貝のマース御守り」があり、軽食として「ポークたまごおにぎり」や島の特産品である冬季限定の「もずく入りのクラムチャウダー」を食べられます。もずくの加工専門店「丸吉食品」の「もずくコロッケ」は絶対に食べておきたい一品。揚げたてホクホクのジャガイモともずくの磯の香りが絶妙で、表面サクサク、中トロトロの大人気商品です。
「古民家食堂てぃーらぶい」は築90年の昔ながらの古民家で、沖縄家庭料理を味わえる人気のお店。古き良き沖縄の風情を感じながら、島の人たちが日ごろ食べている「お家ご飯」を堪能できます。「ムルク浜」は「ホテル浜比嘉島リゾート」が管理しているビーチなので設備が整っています。公共の天然ビーチなので、宿泊客でなくても利用することが可能です。さまざまなマリンスポーツが楽しめ、5~6月ごろには産卵のために浜に上がってくる海亀を見ることができます。「浜比嘉ビーチ」は白い砂浜が美しい弧を描く人工のビーチ。防波堤に囲まれた遠浅のおだやかな海なので、小さな子ども連れでも安心です。
年に一度しか開放されない
貴重な「シルミチュー」洞穴
旧正月に行われる1月の「年頭拝」は1年間の地域の安寧を祈る大切なお祭りです。神に仕えるノロと呼ばれる女性祭祀が中心となって12か所の拝所を廻って、家族の健康、豊穣、村の繁栄などを祈願します。5番目の拝所「シルミチュー」の洞穴で、ノロと区長は祈りを捧げ、三線の演奏や踊りを奉納します。「シルミチュー」は1年に一度、旧正月にしか開放されないため大勢の区民が参加します。航海の安全や豊漁を祈願して行われる「浜比嘉ハーリー」。毎年浜漁港・比嘉漁港の2か所で、別日程にて行われます。古式ハーリーにのっとった衣装を身にまとい、豪華な色柄で飾られた伝統的な爬竜船による競漕は見応え十分。レディース対抗・ファミリー参加レースなども人気です。旧暦の6月24•25日にあたる8月の日に行われる「豊年祭」は、子孫繁栄と住民の健康長寿を願っての島をあげてのお祭りです。綱引きや女性のみで行われる円陣舞踊「ウスデーク」の奉納、住民総出による琉球舞踊など多彩な演目が披露され、2日間にわたり島中が祭りで賑わいます。旧盆には「エイサー」が行われます。小規模なグループがエイサーですべての家を回った後に、すべてのグループが広場に集まって全員でエイサーを踊ります。大勢が集合した踊りは翌日もあり、緑地広場で奉納エイサーが行われます。
情報提供/うるま市観光物産協会